京アニKanon感想

京アニKanonの感想です

京アニ版と原作のKanonのネタバレが含まれます

PS2Kanon京アニ版Kanonを一週ずつした小羊による感想です
的外れな意見があるかもしれませんがご了承ください

PS2Kanon → 京アニ版Kanon の順に履修したので
原作から履修した人独特の感想があったりするかもしれません。
やはり初見でアニメを見るか、
それとも原作で話を知ってる状態で見るかは違ってくると思うので。

良いところの感想って書くの難しいですね。
当たり前すぎて書く必要が無いというか。
逆に悪いところはついつい筆が乗ってしまうのが辛いです





◎全体的な感想
とても出来が良いアニメでした!
クラナドリトバスplanetarianなどKeyの原作有アニメは
原作と同等かそれ以上に良い作品になりますね!




◎個別ルート感想
・真琴
ほとんど原作をそのままアニメ化したという感じでしたが、
アニメでは名雪との絡みが増えた(初めて家に来たときなど)せいで
名雪が「真琴」と呼ぶシーンが何度かあったということもあったので
プリクラを撮る時に名雪が初めて「真琴」と呼ぶ超感動シーンは
原作の方が好きだったかなぁという印象です。

真琴がどんどん弱っていく様子は原作の方が悲壮感を感じました。
原作の方が好きだったかなぁ。
美汐とのシーンも原作の描写の方が好きでした。

ただ、アニメで動きがある分見ていてわかりやすいし楽しいですし
水瀬家一同で花火をするシーンやご飯を食べるシーンは
アニメでも感動しましたね
ラストの丘のシーンも良かったです。

原作だと真琴復活?の可能性を示して終わるのですが
これで真琴の出番はほとんど終わってしまうのでちょっと寂しかったですね。



・舞
アニメで一番株が上がったヒロインです。
原作だと話がよくわからなかったり、
ごちゃごちゃしていたんですが、
アニメはわかりやすくすっきりしていたので非常に良かったです。

生徒会の久瀬とのシーンはアニメだとちょっと絡んだだけでほとんどなかったですし
佐祐理さんを勧誘しようとするくだりも全カットされてましたね。
原作だと「生徒会関係の話・・・必要だった?」と思ったので
これは良改変でした

ただ、学食の牛丼の話や舞が牛丼3人前屋上前まで持ってきた話や
校内に入ってきた犬さんなどの話はカットされてたので
そこは残念でしたね。

戦闘シーンは迫力があってよかったですね。
なぜか学校が修復されてたのはシュールでしたけど。

舞の過去のエピソードも徐々に伏線として出して
わかりやすく説明してたのでわかりやすくて良かったです。



・栞
まず何よりも香里にスポットライトが当たっていたのが良かったですね!
原作だと香里の描写がほとんどないせいで想像で補うしかなかったですが、
アニメだと美坂家のシーンや香里の葛藤を描く描写が多かったりして、
香里の辛さが伝わってきました。

栞の方も悲壮感は原作の方が感じましたね。
原作だと最終日前日に高熱を出したりしてましたが、
アニメだと比較的ぴんぴんしてて、話が終わった後も家で生きてる描写がありましたし。

栞の誕生会のシーンは原作にないエピソードで良かったですね。
原作だと百花屋に偶然香里と名雪がやってくるというシーンでしたが、
アニメだと誕生会を開催し、香里が自分からやってくることで
香里自身が栞に一歩踏み出したという捉え方が出来るので良かったです。



名雪とあゆの話は並列して進む形でしたね。
過去の名雪とあゆと、現在の名雪とあゆをリンクさせていて
この構成はなかなか上手かったです。
あゆが落ちる→名雪に会う→雪うさぎ粉砕の流れもわかりやすいですし。

秋子さんが事故に遭うシーンは辛いですね。
何の前触れもなく突然ですから。
(祐一の周囲の人どんどん消えていくな・・・)
Key作品のヒロインってたいてい自分に何かしら問題を抱えていることが多いんですが
名雪のように自分自身に問題が無い場合はこういう形で問題が生まれるんですね・・・。

目覚まし時計に祐一が声を入れて名雪を元気づけるシーンはアニメでは無かったですね。
物語冒頭からの目覚まし時計の要素を上手く使っていて好きだったんですが・・・。

代わりに香里が名雪を励ましに来たのは良かったですね!!!
名雪と香里の友情も感じられましたし、
なにより 身近な人の死の恐怖に怯えて動けなくなる のは香里も同じだったんですよね。
その香里が同じ境遇になってしまった名雪を励ますという演出は最高でした。



・あゆ
Kanonの冒頭からちょこちょことあゆルートの要素を入れていましたが、
あゆルートが最後のルートになります。
祐一が倒れてた後の最終回前、最終回はほとんどアニメオリジナルでしたね。
沢渡真琴さん(本物)が祐一を助けるシーン
※いったい視聴者の何割が真琴(狐)が祐一の憧れの人の姿をしているということを覚えているのか気になりますが

秋子さんと喫茶店であゆについて会話するシーン
入院中のあゆに会いに行くシーンなどなどは
原作には無い展開でこれはこれでアリでしたね!

あゆが最後の願いとして「祐一が笑顔でいる事」を望んだから
舞・佐祐理が退院
栞の病気が治る
秋子さんが回復する
と奇跡のバーゲンセールが起きたところは良改変だったかと思います。
やっぱり最後にはみんな笑顔でいて欲しいですし。



・おまけ
原作だと立ち絵と名前があるモブ程度だった北川が
Key作品にありがちな男キャラレベルまで成長していて良かったです!
・舞のために舞踏会の事件を庇う
・栞のために誕生会で盛り上げる
・心配した名雪を見に来る
名雪を心配する祐一を励ますなど
それと、原作通り あゆの人形を発見したのも北川でしたね。
あそこで北川が居なかったら あゆの人形が発見できなかったかもと考えると
北川も良い役だったなぁと思います。



京アニKanon 好きなシーンランキング
3位 倒れた祐一を助ける真琴(狐)と真琴(本物)のシーン
2位 栞の誕生会
1位 名雪を励ます香里

原作にはなかった良いアニメオリジナル要素だと思います。


元旦から毎日見続けた京アニKanonですが、
とてもいい作品でした!

Kanon最高!